国の政策として、「スクール・ニューディール」構想(学校耐震化の早期推進太陽光パネルをはじめとしたエコ改修、コンピューター等情報環境の整備等を一体的に実施)が示されましたのは、自公政権末期の時に掲げた政策の一つでした。
学校の安心安全はもとより、エコについての環境教育や学校現場のコンピューター化、情報化を進めていくことによる、将来の情報化社会への対応が図れる、教育の根幹をなす施設整備業であります。
その予算の獲得ために、いち早く手を挙げた練馬区の行動も評価いたしますが、その行動を促した人もいることを忘れてはならないし、その対象校として、地元「北町中学校」が指名を受けられたことは、私としては何よりも喜ばしく、嬉しい事でした。
この事により、練馬区内で唯1校の太陽光発電を備えた北町中学校となり、世界に先駆けて「低炭素・循環型社会」を構築するためのその責任と行動に入ったわけです。
学校に設置されるその目的は、当然ながら学校教育に生かせる施設でなければなりません。その責任は学校長を始め教職員に課せられた大きな課題でもあります。
22年3月に完成し、本年で1年を経過するわけですが、他の中学校にはない施設でありますので、更なる活用事例、生徒の関心注目度などの情報発信をしていただきたいと思っています。
その上で将来、練馬区立北町中学校の卒業生の中から、太陽光発電や、環境政策を含めた専門家が生まれるのではないかと・・・希望を大きくふくらませるものであります。
設備の概要
設置場所は屋上(面積100 m2 加重2.5 t〜3 t)です。また、災害時の非常用電源としても活用されます。
これにより、1 日あたり25kw 〜31.5kw (4〜5教室分の蛍光灯を1 日授業の間点灯可能)の発電が可能で5t 〜6.5 tの二酸化炭素の削減、省エネが可能。
発電量モニターが昇降口か廊下に設置され、環境教育に役立てられています。
社会科、理科、技術・家庭科などの教材としても活用しています。
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